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10月7日 第5回 アートマネジメント講座「実施企画案の決定/グループでの話し合い」

2018年10月15日活動報告

台風一過の日曜日、第5回アートマネジメント講座を開催しました。
 
まずは9月27日の現場体験、特別支援学級での「マリンバスケルツォ ワークショップ」の振り返りを行いました。
 

 
 前回の「アートムジカ ワークショップ」の振り返りと同じように、事業マネージャーの古賀さんから実施に向けての経緯、当日の様子を聞いた後は、グループに分かれて感想を共有しました。

同じ現場でもそれぞれの観点から見ていた受講生たち。
現場体験に参加できなかった人たちにも共有するこの振り返りは、参加できなかった人にはその場の空気を感じ取るための、また、参加した人も自分以外の人の観点を取り入れるための大切な時間です。
 


各グループから発表された感想は、子どもたちの集中力を持たせるための工夫や、対象児童に合わせたプランづくりのための学校との協力の仕方など、企画を実施する側になろうとしている自覚を感じる細やかで具体的な視点でした。
受講生のみなさんには現場で感じたこと、学んだことを、今後の糧としてもらえたらと思います。
 
 
振り返りの後は、受講生による企画案の中から選ばれた実施企画の発表を行いました。
 

 
まず、事業責任者の森田先生より、それぞれの経験をもとに考えられたユニークな15案の中から、「障がいの有無に関わらない多様性を認める社会実現を目指す」という事業の目的に適うものであるか、アートマネジメントについて経験し、学びを得られるものであるか、フィールドである宗像市で行う意義があるか、などを考慮して選定されたことが伝えられました。
 
そしていよいよ事業マネージャーの古賀さんより発表がありました。
本年度の実施企画は2案です。
 

 
一つは、障がいの有無の垣根を越えたコミュニケーションを楽しむことを目的として、音楽、ダンス、美術を融合したアートイベントを実施する案です。
実現可能生が高いと感じられる具体的な案であり、更に、実施の場に笑顔が溢れていることが想像できるような明るさ、楽しさが伝わるもので、受講生、事務局ともに高い評価を集めました。
 
もう一つは、公立文化施設の課題の一つとして注目される【障がい者のシアターアクセシビリティー(劇場へのアクセスのしやすさ)】を高めることを目的とした、人気落語企画の鑑賞サポートの案です。
この案は、宗像ユリックスで行われている定期企画の今後の展開に活用できること、他の文化施設への波及効果が期待できること、また、その着眼点が高く評価されました。
 
ユニークで魅力的な案の中から選び抜かれた2案ですが、実施に向けては検討課題もあります。また、思い描いたものを形にするための準備もたくさん待っています。
よりよい企画として実現するために、グループで話し合い、これから受講生みんなで準備を重ねていくこととなります。
各グループにメンターとして伴走する、事業コーディネーターの石田さんと茂泉さん、そして、サポーターとしてこの事業が始まった28年度からの受講生であり、企画した案をリーダーとして実施した経験もある先輩受講生が紹介されました。
 


 

早速グループに分かれ、自己紹介や役割決め、連絡方法の確認を始めた受講生たち。
更に、企画について提案者に質問したり、会場探しや交渉について具体的な相談をしたりと、積極的な姿勢で議論を進めていました。
予定の時間を大幅に過ぎても議論が終わらないそれぞれのグループ。受講生のみなさんの情熱を感じました。
講座以外の時間でのSNSのやり取りや、グループごとにミーティングにも場所を移し、本番当日の日まで続くこととなるでしょう。
大変でありながらも、充実した学びの多い時間になるかと期待しています。
 
次回の講座は11月17日、企画準備の進捗報告と相談会。
企画がどんな形に進化しているか、とても楽しみです。
 
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