「地域共創論」（1年生対象　湯田ミノリ先生担当）のゲストスピーカーシリーズ第2回目は、フィンランドで才能ある若者の作り出す製品のブランディングと販売を支援する企業を2009年に立ち上げ、代表として経営に活躍されている、Jenni Mobergさん（0.7 design, CEO）をお招きし、フィンランドにおける若者の雇用問題と社会の高齢化問題について、地域の現状と、雇用や起業についてお話を聞きました。

フィンランドは日本と同じく高齢化社会です（人口の25%は65歳以上）。教育や社会福祉サービスが充実している分、国民の税負担も高いのが現状です。その上、失業率も高い。全編英語による講義の前半はフィンランドの地理的?社会的背景の説明を聞き、後半はJenniさんの起業への道のりと現在の状況についてお話を聞きながら、彼女が手がけるフィンランドデザインの雑貨やテキスタイルの実物と写真に、受講生のみならず、スタッフの私たちまで引き込まれて行きました。

日本人とフィンランド人が感じるsense of beautyは実は似ているとJenniさんは表現していました。なるほど、日本で北欧デザインが人気があるのもうなずけますね。

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Jenniさんはフィンランドのデザインを世界に向けて発信するのみならず、社会的起業家の心を持ってデザイナーやクリエイターと消費者をつなぐ商品も扱っています。社会的問題意識を持つことによって、自分がどう行動するか。この講義を受講する学生以外にも（この記事を書いている私自身にも）問い続けたいですね。
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本学の学外学修プログラムの”Expanding Your Horizonsプログラム”では、フィンランドにあるJenniさんの会社で2017年8?9月にかけて、2か月間のインターンシップが経験できるプログラムを予定しています。興味ある学生はAP推進室までお問い合わせください。

※このゲストスピーカーをお迎えする回は「地域共創論」履修者以外にも、体験学習やインターンシップに興味ある人はどなたでも聴講できます。当ウェブサイトのEventsの開催告知ぺージや、学内にもチラシを掲示しています。ぜひご参加ください！
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