イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム】
モジュール3Day4「ビジネスモデルの枠作り」の対面授業が12月21日(土)に行われました。
最後の対面授業となるモジュール3Day4が12月21日(土)に行われました。
最初に聞間先生から、デザイン思考のプロセス、前回の授業の復習と今日の取り組みについての説明がありました。前回は、「因果ループマップ」を中心に、システムシンキングを学びました。
Day4では ビジネスモデルの枠づくりにチャレンジします。
よい事業とは、誰もが理解できるもので、働きかけるポイントが明確なものとも言えます。
自分たちが考えている事業を論理的に説明できることが重要です。
本日は、「ビジネスモデルキャンパス」という手法を使い、考えたアイデアを実現するために、何が足りないのか、どこを強化すればいいのか?を考えていきます。
ビジネスモデルキャンバスは下記の9つの項目から成っています。
要素を洗い出し、要素同士のつながり(全体)をみながら、要素間の関係を繋ぐことでビジネスモデルを作って行く、ビジネスの構造を考えるツールです。
VP 価値提案(Value Proposition)
CS 顧客セグメント(Customer Segment)
CR 顧客との関係(Customer Relations)
CH チャネル(Channels)
RS 収益の流れ(Revenue Streams)
KA 主要活動(Key Activities)
KR リソース(Key Resources)
KP パートナー(Key Partners)
CS コスト構造(Cost Structure)
まずは、コンビニエンスストアを題材に、「VP:価値提案」を中心として、ビジネスモデルキャンバスの『右半分』、どのようなどんな価値を誰に提供するのか?利用する対象は?どのような手段や媒体を使って届けていくのか?収益の流れは?を考えていきます。
次に、ビジネスモデルキャンパスの『左半分』、実際に事業を展開するために必要な項目を洗い出していきます。主要な活動は何か、活動に必要なリソース(資源)は何か? 活動していくにあたって自分だけではできないことを助けてくれるパートナーは誰か?自分たちがやろうと思っていることはコスト主導なのか、価値主導なのか?を洗い出していきます。ビジネスモデルキャンパスを作成することで、事業の全体像を俯瞰することができます。
午後からは、チームで決めたプロジェクトが、価値提案をしっかりつかんでいるか「共感マップ」「バリュー分析(バリューマップ)」※バリューポジションキャンパス
を作成しながら「顧客のニーズ」「顧客に提供できる価値」を考え、それを活かしながら、ビジネスモデルキャンパスを作成します。
各ブロックに入る要素を絞り込んだり、足りない部分を追加したりしながら、各事業ごとの、ビジネスモデルキャンパスを作成、要素間を結んでいきます。各項目間のつながりは、すなわち、自分たちのアイデア、事業を理解してもらうための重要なストーリーとなります。
つながりを意識しながら、最後、今日、整理したチームのプロジェクト、事業を発表いたしました。皆様の「ビジネスモデル」のアイデアは壮大です!
そして、とうとう、本日で1年間のすべての対面授業が終了です。
このあと、2月15日の最終成果発表会までの間は各チームに分かれて、引き続き、アイデアの練り直し、ユーザーリサーチの実施、サービス試行や試作品作りなどアイデアのプロトタイピングを行います。成果発表会までの間、聞間先生、岸先生、女子大の先生方のサポートはオンラインなどを通じて続きます。
今日のアイデアがどのような形で進化していくのか、2月の発表会が楽しみです!