5月14日(土)、イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム。モジュール1「リーダーシップを発揮する」初回の対面授業がスタートしました。
冒頭、福岡女子大学の渡辺副理事長から開講にあたって、
「主体的な学び、多様な人との学び、実践につながる学びを楽しんでほしい」とメッセージをいただきました。
実習や演習を通じて経験したことを振り返り、実践知にしていくこと、自分なりのリーダーシップスタイルを見つけていくことが、モジュール1の目標です。
続いて、モジュール1を担当される平山猛先生(㈱トライローグ代表取締役)より、これから2か月間の学びについてのガイダンス。
ファシリテーションの基本を理解し、どんな場面で活用できるかイメージできるようになること、会議やワークショップのプログラムデザイン、進行ができるようになること、自分なりのスタイルでチームにかかわる第一歩が踏み出せること、この3つがモジュール1のゴールで、そのためには「積極的に参加する」「お互いの気づきを交換すること」が大事だというお話がありました。
早速、演習がスタート
「これからのリーダーに必要な資質とは?」をテーマにグループでディスカッションを行います。
まず最初は前提条件がない漠然とした状態でのディスカッション。結論が出ないチームもありましたが、2回目は共通の前提をそろえてのディスカッション。全チームが結論までたどり着きました。
ディスカッション演習はテーマを変えてさらに続きます。
「死ぬまでにやりたいこと」をテーマにブレストを行い、その後、「KJ法」を用いてグルーピングし、ラベルをつけ、図解化していきます。図解化を行いながら、全体のストーリーを作っていくことが「KJ法」の醍醐味ですが、グルーピングまでは順調なチームも、図解化していく段階で、迷いや悩みが生じ、軸の再設定を行うなど試行錯誤が続きます。
最後にクラス全体でシェア。同じテーマのディスカッションでも、軸を変えることでまとめ方も変わってきます。ほかのチームの発表を聞き、取り入れることもまた、このプログラムでは大事なことなのです。
午後からは「ワールドカフェ」演習。
「ワールドカフェ」は結論は求めず、出てきた意見や考えを受容し、カフェのようなリラックスした雰囲気で対話する手法です。
「チームがうまく機能するために必要な要素は何でしょうか?」をテーマに3ラウンドのワールドカフェが始まりました。
早速、さまざまな考えが出て、話に花が咲いています。
ワールドカフェ演習の最後は「ハーベスト」。ワールドカフェでは結論は求めませんが、そこでどんな対話がなされて、どんなことを参加者が気付き、持ち帰り、意味を深めるかが重要になります。今回は、各テーブルでの気付きや印象に残ったことをキーワードで3つにまとめました。
最後の振り返りの中でもみなさんから「同じテーマなのに、違う視点があることに気付きました。多様な人と対話することの効果を実感しました。」といった感想も寄せられました。
初回からたくさんの学びと気付きにあふれた授業となりました。次回からはいよいよファシリテーション演習が始まります。次回はどんな新しい発見があるのか、楽しみです!
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福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
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